レッスンへの想い・レッスンの進め方・使用教材についてお話しします。
レッスンへの想い
レッスンをさせていただくうえで、私の目標というか、ゴールなんですが、
しんどいときに音楽が心の支えとなって欲しいし、
こんなにも美しいものがあるということを感じて欲しいです。
音楽にはとても大きな力があって、生きていれば、つらいときとか、しんどいときとか、消えてなくなりたいときも正直あって、
でも、そういうときに寄り添ってくれるのが音楽で、すべてではないけれども、何か救われる瞬間が音楽にはあると感じています。
そして、こんなにも美しいものがあるということを知ってもらえたら。
あまりにも美しくて、泣けるぐらい、音楽がそういう風な存在になってもらえたらなと。
先日、マーラーという方が作曲した、アダージェットという曲を聴いてきた(マーラーのアダージェットのYou Tubeはこちら)。
言葉では言い表せなくて、涙がボロボこぼれて、鼻水じゅるじゅるで、こういう空間にいることが幸せで、
そういう感覚というか、この世のものとは思えないぐらい美しくて、人間的で、感情が押さえきれないものがあるということを知って欲しいし、感じれるように少しでもなってもらえれば、と。
私は音楽が心の支えとか、美しさが知れるのであれば、ヴァイオリンにこだわる必要はないと思っていて、
チェロでも良いし、ギターでも、ウクレレでもなんでも良い。ヴァイオリンはあくまで選択肢の一つであって、絶対的におすすめ、とは思いません。
ヴァイオリンはある程度弾けるまで、膨大な時間と(地味な練習の連続)、お金がかかるのは確かで(弦の交換等、維持費もかかる)ハッキリ言ってコスパも悪い。
それでも、ヴァイオリンを弾きた気持ちがあるなら、ぜひチャレンジしてみて欲しいし、大変な分、返ってくるものもかなり大きいと思う。
私自身もヴァイオリン、やってて良かったと思う瞬間は確かにありますし(弾きながら涙がとまらないぐらい)、弾いているからこそ音楽の美しさ、みたいなものをもっと深く理解できるようになったと思います。
ヴァイオリンを通じて、音楽が心の支えになる、そして、こんなにも美しいものがあるだと思える瞬間に巡り会える、そんなお手伝いができればと思います。
レッスンの進め方・使用教材
レッスンには、ヴァイオリンを学ぶうえで一般的に使われる以下のような教材を使用します。
いらっしゃった際に、教材をこちらからご指定しても大丈夫ですので、お気軽にご相談くださいませ。
- 鈴木鎮一ヴァイオリン教本(曲)
- 新しいヴァイオリン教本(曲)
- セブシック(基礎練習)
- 小野アンナ音階教本
- カールフレッシュ音階教本)
- カイザー(練習曲)
- クロイツェル(練習曲)などなど。。
ヴァイオリンは長い歴史の中で、上記の教材をポイントを押さえて弾いていくと、ある程度のレベルまでい弾けるように先人の方々が組み立ててくださっていて、その道を辿っていくのが上達の近道だと思っています。
実際、教本を進めていくと、よくできているなと思うこともしばしばで。。
私の役目は、あなたが先人の足あとを辿っていく中で、ほんのちょっとしたお手伝いをすることだと思っています。
教本を進める中で、何を考えて練習するか、音程はどうすれば良くなるか、音色はどう弾いたら良い音になるか、どんな風に歌えば良いのか、変な方向に歩いていないか、道しるべになることだと思っています。
残念ですが、代わりに練習することはできないですし、ご自身で歩いていただかないといけない。
私のできることはほんの少しですが、案内役としてより短時間で上達するための最短ルートをご案内するよう意識してレッスンを進めていきます。