ヴァイオリンチューニング(調弦)の仕方。

  • URLをコピーしました!
なべ

ヴァイオリンのチューング方法についてお話ししますね。

目次

ヴァイオリンは調弦が必要

ヴァイオリンは頻繁ひんぱんに調弦が必要で、

弦の音がすぐに狂うんですね。

練習してても狂うし、暑いところからすずしいところに入っても狂うし、

ステージ上でスポットライトを浴びても狂います。

頻繁にチューニングが必要。

なべ

練習の最初や、なんか音程合わないなーというときは、弦の音が狂っていることも多い。
ちゃんと開放弦の音があっているかなーといつも気にしながら練習しよう。

チューナーを準備しよう

チューニング(調弦)するために、まずはチューナを準備しよう。

こういう機械ですね↓(私が使っているもの)

チューナー

>> ヤマハ YAMAHA クロマチックチューナー ホワイト TD-19WH


目で音が合っているかわかります。

音が合っていたら緑ランプがつく
なべ

5度調弦と言って、和音で合わせる方法もあるんだけど、
まずはチューナーを見ながら、1弦ずつ合わせみよう。

* メトロノームを持っていないときは、メトロノーム付きのチューナーの方が後々便利だと思います。
>> ヤマハ YAMAHA チューナーメトロノーム TDM-700GM 

チューナーを使ってチューニング(調弦)してみよう

なべ

さっそくチューニングしてみよう。

まずはAアー線(ラの音)の音から。

A線をチューニングするときは、下の写真の左上のペグを回す↓

弦とペグの対応

ペグを回して、少し弦をゆるめる。

ペグを手前に回すと弦がゆるむ

ペグを押し込みながら、Aアー(ラの音)に合わせる。

ペグを奥に回しながら押し込む

チューニングするときの音は、弓を弦に押し付けないで、豊かな響きで。

A線が合わせられたら、D線(レ)、G線(ソ)と合わせていきます。

チューナーを見ながら、チューナーの針が真ん中にくるように合わせていきます。

最後はE線。

E線はアジャスターが付いていることが多いです。

アジャスター
アジャスターの使い方

ペグでだいたいの音に合わせてたら、

最後はアジャスターで微調整。

アジャスターを回しているときにテールピースに触れないように。
テールピースに触れたままチューニングすると、正しい音程でチューニングできません

アジャスターを回すときは、テールピースに触れないように

周りがうるさいと、チューナーがヴァイオリン音に反応しないことがあります。

その場合はチューナーマイクを買っても良いですね。

>> ヤマハ YAMAHA チューナー用マイクロフォン

微調整の小技

ほとんど合ってるんだけど、もうちょっと高くしたい、低くしたいときの小技。

弦を引っ張ると音程がほんの少し下がります。

弦を押すとほんの少し音程が上がります。

なべ

あくまで応急処置ですが。。

5度の和音を使ってチューング(調弦)してみよう

なべ

5度の和音でチューニングしてみよう。
こっちのチューニングの方が一般的だし、慣れたら圧倒的に早いです。

5度の響きを知る

開放弦は5度の関係になっていて、

5度の和音の響きを覚えてチューニングする。

>> 5度って何?というときはこちら

まずは5度の響きを聞いてみよう。

なべ

この和音を頭に入れて、チューイングしていきます。

A線から合わせる

まずはAアー線(ラ)から合わせます。

Aアーの音は基本となる音で、最初に合わせることがほとんど。

なべ

オーケストラでもまずはA線から合わせます。

チューナーとか音叉とかピアノの音を使って合わせる

Aアーの音はいろんなパターンがあって、周波数が442Hzとか440Hzとか状況によって違います。

ピアノは440Hzで調律されているので、ピアノと一緒に弾く場合は440Hzに合わせたり、

最近のオーケストラでは442Hzは一般的だったり。

なべ

最初はオーケストラで多い442HzでOK

442Hzに合わせていきます。

なべ

弓で弦を押し付けないで、響きのある音で合わせていく

音があってないと、ビヨビヨーってうねりが聞こえるんだけれども、

うねりが聞こえないで、綺麗きれいな一本線になるような音を探してチューニングしていく。

D線→G線→E線の順に合わせる

A線がチューニングできたら、A線の音を基準にD線→G線→E線の順に合わせて行きます。

A線とD線、D線とG線を一緒に弾いて、ビヨビヨーっていううねりがない音までペグをグリグリ。

最後はE線。

A線と一緒に弾きながらアジャスターをくるくる。

なべ

5度調弦は少し難しいんだけど、重音の練習にもなるし、耳のトレーニングにもなるから、ぜひチャレンジしてみよう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次